家制度(いえせいど)とは、1898年(明治31年)に制定された民法において規定された日本の家族制度であり、親族関係を有する者のうち更に狭い範囲の者を、戸主(こしゅ)と家族として一つの家に属させ、戸主に家の統率権限を与えていた制度である。江戸時代に発達した、武士階級の家父長制的な家族制度を基にしている。
出典
1. ^ 牧野英一『刑法に於ける重点の変遷 再版』(有斐閣、1935年)119頁
2. ^ 我妻栄(遠藤浩・川井健補訂)『民法案内1私法の道しるべ』(勁草書房、2005年)103-104頁
3. ^ 穂積重遠『百萬人の法律学』(思索社、1950年)112頁